シャープの IC は BGM を聞いて育った?

いろいろなものを売って今もしぶとく生き残っているシャープですが、昔は CMOS IC の有力な製造メーカでした。Zilog Z80 やその CMOS 版、東芝 IC のセカンドソースなどとして存在感がありました。

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(シャープ集積回路データブック 1983年版より)

同社の 1983 年版データブックをみると、品質保証の「(2) 製造環境の管理」に、

作業に応じてバックグラウンドミュージックを流すなど、音響や色彩にも注意を払っています。

とあります。確かに人手を介する作業では人間に対する作業環境の構築は重要ですが、BGM の使用は他社の資料ではなかなかみられない記述です。NEC などは工場の無人化を誇っていたように、IC や LSI の製造はオートメーション化が鍵のような気もします。さすがにこの時代ワイヤボンディングを手作業で行ってはいないでしょうが、ラジオ組み立てのように人手を要するような作業が多かったのでしょうか。詳しくないのでわかりませんが。

ここでは「作業に応じて」がポイントだと思います。熟練を要する作業と速度が重要な作業で異なる BGM だったのか、あるいは生産が遅れていたり納期が近いと BGM が変わったりするのでしょうかね?

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