

M5555 と書かれた詳細不明の IC M5555 です。沖電気製?とのことでしたが、機能がいっさいわかりません。ただし日本製です。IC チェッカで確認したところ、全ピン結線されており、CMOS IC のようです。
チップの中身
久しぶりにチップをばらしてみました。ダイは分解時に一部欠けてしまいました。チップサイズはだいたい 1.8×2.3mm、Al ゲート CMOS のようです。メタル層は以下の通り

“OKI 4F-5554” とありますので、沖電気製です。


単純なゲート IC ではありません。手元機器だと回路を追うのは厳しいかな?
これは何のIC?
型番は MSM5555RS と解釈するのが妥当です。メタル層の 5554 については、沖電気の 500 シリーズの場合、先頭の 5 を省略した型番 + 1桁の番号で示されるようです。
未使用パッドがいくつかあることから、同様の機能のバリアントが存在する存在することを示唆しています。レイアウトにみられる同じパターンの繰り返しから、これが分周器である可能性があります。
資料によると、確かに MSM555 は初期に開発された時計用分周器であり、この MSM5555 はそれと同類の分周用 IC であるならば自然です。MSM555 は 1.5V動作ですが、この IC の “Pimp” (イオン注入) という文字列もその裏付けとなります。ただし、MSM555 は固定分周比です。この IC は複数の入力ピンがある一方、ドライバ付きの出力ピンはひとつなので、プログラマブル分周器の可能性があります。